東京ハッスルコピーは、日本中のありとあらゆる楽譜を作っています。レコーディング、テレビ、舞台、オーケストラなど多方面において必要とされる楽譜を提供させていただいております。

写譜の仕事って?

皆さんのほとんどの人がたぶん知らない(?)写譜の世界! ここでは皆さんがコンサート会場で素晴しいオーケストラの演奏を耳にするまで、どのようにして楽譜が出来上がるのか、写譜屋さんから見た目で追いながら、弊社の仕事の流れの一端をご紹介しましょう。



どんなコンサートもテレビの番組も、まずは企画から始まります。コンサートではその企画、運営を担うプロモーション会社、プロダクションなど、テレビではそれぞれの番組の企画会議などからスタートします。

何時、何処で、どんな曲を演奏するか。また、そのコンサートなどで演奏するオーケストラや出演者、演奏する曲を編曲する編曲家などを具体的に決めていきます。通常この段階ではあまり私たちの出番はありません。仕事こないかなぁ~!

スケジュール、コンサートの内容も決まり、いよいよ本番に向けて動き出します。プロモーション会社な どからコンサートが決まり「写譜をお願いします」と連絡が入って、さぁ、私たちの仕事もスタート…。 

時間がない場合、既にプロダクションやテレビ曲など から依頼されている編曲家から直接写譜の依頼が入って、いきなり始まることも多々ありますが、大きなコンサートなどでは、綿密なスケジュールの打ち合せか ら始まります。弊社でもスケジュールを把握しておくのは重要な仕事。相手次第のことなので、休みの日でも必要人数を押さえておかなければなりません。



編曲家からの入稿期限が近づくと事前チェック!

「アレンジが上がった」という連絡が入りました。中で陣頭指揮をとるNさんの指示を受け、M君、受け取りに出かけます。もっとも、最近はFAXやパソコン通信などで以前ほど取りに行くことはなくなりましたが…。

写譜屋さんに指示をする


写譜をする


譜面を受け取って来たM君、そしてFAXで送られて来たスコアがチェック、必要なコピーがされ、そのときのスケジュールの兼ね合いを見ながら適当な写譜屋さんに必要事項を伝え、写譜が始まります。

長い曲の場合や時間がない場合は、何ページもあるスコアを何人かで分けたり、コピーを取ったスコアで上下から別々に追いかけていくような、そのときに一番早い方法で分配するのも中を仕切るNさんの腕の見せどころ! 

特に忙しいときほど仕事が重なりがちで、同時に3つ、4つ、はたまたそれ以上並行して進行している…なんていうことも珍しくありません。どれも決められた時間までに上げなくてはならず、場合によっては始発電車で写譜屋さんに召集がかかることも! 乱雑、クセ、はたまた人間のやること故の書き落としなど編曲家の方々のスコアも個性いろいろ! 

でも、プロの写譜屋さんにかかればどれも同じように見易いきれいなパート譜にどんどん写譜されていきます!

編曲家のアレンジが遅れ気味! 

ヤキモキしてもスコアが入らないことには私たちもやりようがありません。音出しの時間(演奏が始まる時間)が迫ってくるとスケジュール担当のNさんは次第に落ち着かなくなる!? その間にも出来上がった楽譜にはタイトルが書き込まれ(数があるのでけっこう時間がかかる)、弦楽器など多くのプレーヤーがいるパートは必要分のコピーがとられてまとめられていきます。

校正
ここで登場! 弊社の信用を蔭で支えるTさん!彼女はこうして写譜屋さんが書き上げた楽譜に間違えがないか短時間でチェックしていかなくてはならない存在! 写譜屋さんも人間ですからうっかりミスも皆無とはいきません。それを事前に最小限で食い止めているのが彼女の仕事。お陰で「ミスが少ない」と定評を戴いております。


楽譜を持ってダッシュ!


写譜が終った曲はタイトルが書き込まれ、コピーもとって次々にまとめられ、最終的なパートなどのチェックがされます。そして音出しの時間に間に合うようにM君が持って弊社を出発。目的地まで電車、バス、場合によってはタクシーなどを使って時間までにお届け! 

アレンジが遅れていた曲もギリギリ写譜屋さんの努力で間に合い、リハーサル会場へダッシュ! リハーサル会場では、プレーヤーも全員スタンバイが終わっています。届いた出来たてホヤホヤの楽譜が譜面台に並べられ、予定通りリハーサル開始。大きなコンサートなどでは、弊社の人間も同席して変更などに即対応できるよう、場合によっては写譜屋さんも出張して最後までスタンバイしています。

リハーサルが終わり、いくつかの変更なども発生しました。その場で修正して済んだ小さなものから、移調の必要が生まれたりして書き直しになることもあります。それらは、また通常の行程の中に組み入れられ、後日の指定時間までに収められます。

そして本番が…


何回かのリハーサルの後、完璧にされた楽譜がいよいよ本番のコンサート会場の譜面台に並べられます。リハーサルの中でそれぞれのプレーヤーが持つ楽譜には、そのプレーヤー本人が演奏するときのチェックが書き込まれてかなり汚れた楽譜も見受けられます。しかし、その全てが素晴しい演奏をするための情報のすべてでもあるのです。 そして本番…。

写譜という仕事がどのように行われているのか少しでもご理解していただけたでしょうか?

私たちの仕事は決してコンサート会場で目につくものではありませんし、コンサートを蔭で支える“縁の下の力持ち”的な仕事です。しかし、写譜がないとコンサートは出来ません。私たちは少しでも皆さまに素晴しい演奏を楽しんで戴けるよう日々努力しております。この次皆さまがコンサートへお出かけの折には、少しでも写譜の存在を思い出し、弊社の存在を認識して戴けたらと願っております。


弊社オンラインストア